最終回まで見ることによって、タイトルの意味と原作漫画作者がやりたかったことがわかったといえばわかった。それから、主演の北山宏光と死んでしまった役の萩原みのりの演技がうまいこともわかった。が、いかんせん、深夜といえども絶望的に暗いテーマと犯罪の実写シーンが多すぎて問題で✕。
最初は自ら招いたものではあるが不幸な事故だったんだとおもう。この段階で警察を呼ぶべきだった(正当防衛が成立したかも?)のだが、そこで判断できず先延ばしにして逃げた結果は悲惨。不幸なスパイラルと死体遺棄、拉致監禁、母親がもつ狂気にも近い強さ。
不幸な生い立ちやトラウマから解放される瞬間が変化をもたらす最終回は、単体でいうなら良かった。終わり方も悪くなかった。地上波映像化する際のセンスの問題かなぁ。これが現在の世の中のニーズなのだとしたら、そらおそろしい、しかもジャニーズに演じさせてしまった…。舞台ならまだよかったかなぁ。