(超遡り)2022年秋 〇「エルピス -希望、あるいは災いー」備忘メモベース

初回メモ:冤罪を題材に、正義をテーマにしていく可能性が高く、わるくはなくて、あえてスピードずらしてるというか、ちょっとゆっくりな、激しくない、メリハリない進め方にしている。何が狙いか、どこに行くのか、気になる。どこかが少しずつズレている登場人物たち、不安感を滲ませまくる長澤まさみ。エンドロールも不自然さをつめこんで、ある意味不気味。冤罪を扱い、悪そうな政治家も出てきて、俳優陣から見ても、なにかをぶち壊すんでしょうねの予感。長澤まさみと鈴木亮平ってツボ。今回のゴードンさんは今のところどうでもいいw

最後まで見て:問題作とみる向きもあり、難しいところはあるのですが、見えない力に抵抗する力作というか挑戦作であることを理解。どういう手法をすれば、多くのひとにリーチできるか、ここは何かを取り何を捨てるか、難しいのだと思います。わかりやすくすれば核心がブレ、エンタメにしすぎてもおかしなことになる、でも報道ではないわけで、ドラマの中で何をどこまでやるか悩ましい、視聴者の知らないところで色々な軋轢もあるかもしれない。というなかで隙を縫って投下された挑戦作だったと思います。日の目を見たこと、存在こそが意味があるときがあります。伝えたかったことは、伝わる人には伝わっています。人の考えることは力では抑えきれない、たくさんの不幸と我慢の上に出来てきた細い道のうえ、表現の場がある限り、正しい声を上げるのをあきらめない。あきらめてはいけないんです。さすがは「今ここにある危機とぼくの好感度について」(NHK)の渡辺あやさん。応援できる限り応援します!