最終回完了 個人的好み判定 ◎「日曜の夜ぐらいは…」いきづまる今を生きる戦士たちへの暖かな応援歌受け止めた!

清野菜名、岸井ゆきの、めるる、岡山天音に、和久井映見と宮本信子という、かなり考え抜かれたキャストが贅沢。主人公3+1名は全員が善人。こういういい子いるよねを元々持っていて、素材自体で表現できる役者さんたちで、行き詰まりと諦めの負スパイラルから手を繋いで脱却すべく自ら切り開く話。誰もが苦しいこの時代に愛をこめて投下された応援歌。作り物感はあえて残しつつの、渦中の皆がイメージトレーニングするためのおまじない的作品。大変良い。


見始めてから地味にハマってはいましたが、油断した、最終回ジワった☆さすが岡田惠和作品。

人物の背景をしっかり作り混んで、いちいちテンションを無駄にあげたりドキドキを仕掛けるんじゃなく、ゆっくりスピードなのにいつの間にか全方位包囲されて感動の真ん中にいた、みたいな、マジック。ドキドキの代わりに、各話ところどころに、普段着アルアルを言語化してもらえたようなガッテン的キャッチーなセリフが散りばめられていて、その積み重ねで、このドラマ世界は私たちの人生の味方のひとの視点であると確信してくるようになる。このあたりが職人技。ちょっと高いアイスみたいなものはきっと多くの人にそれぞれ密かにある。マイナスを何とかトントンにするためのご褒美、生きるための地味な救急箱だよね。


人生どのひとも綺麗な面だけsnsで見せてる側だけなんてことはないし、苦虫つぶながらココロのなかザラザラ、くやしーと拳握りしめながら、それでも走るしかない。ひとりじゃ生きられないし、ひとりでうまれてそだったわけじゃないし、ひとりで生きなきゃなんてことはない。誰かと寄り添って、ときに組み替えたり近くにいたり遠くにいたりしながら、前へ。自分が勇気を持って少しだけ変わって、ほかの人の顔も変えていける、そんなポジティブの連鎖を夢みて頑張ろうの話が、ある意味ド正面からで小っ恥ずかしくも、今こそ必要!!!戦士代表岸田さちからの応援 受け止めた。


GReeeeNの「ケセラセラ」の歌詞がピタリはまり爽快。ドラマ最後の自転車シーン。そんな笑顔人生がいいよね、いやそんな人生にしよう。生まれ変わるならまた私!