なんと春シーズンの最終話をようやくなんとなく見終わったものの、それを書く暇ないまま、次の夏シーズンが開始してしまいました♪♪なかなか楽しそうなのもあるので、いったん夏のドラマについて書き始めます★(そもそも書き始めが大いに遅れた春ドラマの感想はできたら更新するかも)
◎魔法のリノベ
間宮祥太郎と波留。脚本よく、俳優陣もぬかりなく、ほっこり暖かめでかつ笑えて、グー。リノベーションを通じて、クライアントの人生に接し、何か変えるきっかけを作る、それがやりがいになるというような話。毎話ゲストが登場する一話完結型。間宮祥太郎すきだなーー
〇プリズム(NHK)
杉咲花、藤原季節、寛一郎、石井杏奈、吉田栄作、森山未來。テラリウムづくりからの出会い。プリズムって題名は魔法の言葉でずるい。遠い記憶がよみがえるし、きらきらと光が交錯するあの感じ。楽しみ。性別を超えた恋愛思考の男性2名とヒロインの三角関係かな?
◎競争の番人
公正取引委員会のお仕事が舞台。お仕事ものもここまで来たかの令和時代。杏ちゃん大活躍。クールなエリート審査官役に坂口健太郎。現代の水戸黄門、マルサの女的、勧善懲悪系とお見受けしました。すっきりしそう&しかも勉強になる~。
〇テッパチ!
町田啓太さん主演、佐野優斗、ヒロイン?なのかな?の紅一点は白石麻衣。不遇でくさっていた若者が半ばやけくそで陸上自衛隊候補生となるが、訓練のなかで仲間と友情をはぐくみ青春を取り戻す話。警察の訓練生のドラマよりも稀な自衛隊が舞台。人生再起モノという形としてはよくある構図ではあり、上半身裸体もしくは汗だくのイケメン男性を並べるあたりもヤッテルナ感あるけれども、北村一輝も出てるし、純粋に何か頑張る姿は精神衛生上良いので、見ます★第1部と第2部があるみたいなので、もしや、イケメン枠が途中で入れ替わるという荒業か?数うちゃあたる的な?(あれ、この日本語まだある?)町田啓太さんはそこまでツボじゃないんですが、今までの作品よりも一番いいかなあぁ。個人的には一ノ瀬颯さんの涼しげな眼もとが日本人離れしていて、クールとお茶目の間を豹変する表情が変態な役向きな気がして、なんか気になる(^^♪
◎消しゴムをくれた女子を好きになった。(シンドラ)
原作は小説。なにわ男子の大橋和也、福地桃子。登場人物はドラマの相関図を見ても前代未聞なほど劇的に少ないwコロナ時代向き。
あまずっぱくて文学的。思い出の青春を振り返る。実話をもとにした13年間の恋の物語。13年て(笑)冒頭がいいね。「実際に俺の身に起きた話をしていいかな。最初にいっておく、これは実話だから、奇跡とか感動なんてもう期待しないでくれ。笑ってもいいし、ばかにしてもいい、ひまつぶしでいいから、とにかく誰かにきいてほしいんだ」聞く聞く。
△星新一の不思議な不思議な短編ドラマ(NHK)
今のところやや消化不良。ものによって良いなというのもあったのだけど、星新一のさらっとした世界観が映像化によって損なわれているのではないかという疑問を持ってしまいましたが、そこまで星新一に詳しくないので確たる自信はない。ざらざらっとしたブラックジョーク、ぞわっとさせる世界は面白い、ただ、題材によっては映像化してしまったこと自体、もしくは映像化の制作側の作りたいイメージゆえに、重すぎて怖すぎる。ディズニーランドの登場人物たちが、技術的にはもっと本物に近いリアリティを持たせることもできるが、あまりやりすぎると気持ち悪く怖くなるので、よい加減を見つけているというけれど、それに似た現象かもしれない。加減が難しいのかな。星新一はSFだと思うけど、ホラーじゃないよね的な感想。その匙加減を作家は筆で絶妙に成し遂げるわけで、読み手がいろんなイメージで読むのは自由なんだけど、どのあたりがメジャーな受け止めかというあたりが難しいのかなー
〇新・信長公記ークラスメイトは戦国武将ー
原作は漫画。 永瀬廉(King & Prince)、山田杏奈、西畑大吾(なにわ男子)、三浦翔平、満島真之介、濱田岳、小澤征悦、戸田菜穂、柄本明。
俳優陣が若手実力派ぞろいで本気を感じる。今より未来の2122年、ひとりの歴史オタクの狂ったサイエンティストの壮大な夢、名だたる戦国武将たちが一斉に現代に生まれたら誰が一番強いか、全国各地から戦国武将のDNAを集めクローンを作った、狂った男の狂ったロマン。いいねええええ、わくわくしまする。変態的で、でもできちゃうかもしれないとう意味で夢もある。今から100年後なら。
(ジャニーズ+イケメン好き)×歴女向け企画。舞うように戦う武闘シーン。ちょっと壮大にふざけすぎ、中途半端だと寒くなるというアブナイ橋を渡る作品だが、無事に振り切れるのかしばし見守りたい。惜しいのはヒロインの歌がもう一声かな・・・・_| ̄|○
〇初恋の悪魔
林遣都と仲野太賀。松岡茉優、柄本佑。伊藤英明。警察モノなのにコメディってのがお手並み拝見、そして仲野太賀ずきなので見る!コメディに向かなそうな林遣都をどう使うかがキモかな。脚本坂元裕二。自称、小洒落てこじれたミステリアスコメディーらしい。坂元作品ならコジャレは本気、でも自分で言っちゃうあたりが既に笑える。最近こういう手法ですな、坂元さん。そして、ながら見が可能なものが多い昨今において坂元作品はながら見は不可。イマドキはなんでもト書きというか漫画のように説明しすぎなドラマが多い(読解力を要さないが、劇場で味わうような想像力育成ポイントがゼロ)なか、ちゃんと読解力があるかをテストしてくるに違いない。受けて立とうじゃないか(昭和世代には楽勝)。
△みなと商事コインランドリー
原作はボーイズラブ漫画。地元に愛される創業30年の歴史あるコインランドリーが舞台。仕事をやめた若者が祖父のコインランドリーを引継いで。どこかの街でくりひろがる、メルヘン的な出会い。どんな世界でも恋に落ちるときってこういう感じね、ピュアーー。草川拓弥(超特急)、西垣匠、奥智哉。西垣匠が恋する女の子みたいなウルウル表情で、でも攻めていく感じが、怖うまし。ボーイガールのcategoryわけすらもはや古い気もする2022年のボーダレスな世界に乾杯🥂
〇雪女と蟹を食う
ジャニーズWEST・重岡大毅主演、入山法子共演。
題名が興味をそそり、おっかなびっくり期待せずにトライの第1話「死にたい男とセレブ妻」。お顔があまり好みではないのだが、相変わらず演技力がある重岡大毅だけに、人生に絶望して自殺を図る冒頭シーンが葛藤なまなましく衝撃的すぎるも、そこからの奇妙なとんちんかんな展開が、救いのような、試練のような、おかしさがある。悲喜こもごもというか、人生ってそういう時あるのかも。人間なにがあってどん底におちるかわからない、何がどこにつながるか一寸先が闇も光もあるのが人生かな。この二人の場合はどこにたどり着くのだろう。救いはあるのか、ないのか。あんまりにもあっけらかんと降り注ぐ夏の光と入道雲とセミの声のなかで、奇妙な二人の物語が始まる、このセンスは買い。結構濃厚に大人なシーンあるので、ファミリーは注意(無理だな)。原作は漫画。内田英二監督。どーりでTVドラマにはちょっとない色彩トーンと質感!
〇NICE FLIGHT!
おー、このご時世にジャニーズ×航空会社モノときましたか☆旅行にいきたい、飛行機に乗りたい、かっこいいパイロットになりたい、熱を呼び覚まそうというたくらみと見ました。玉森裕太、中村アン、尾上右近、吉瀬美智子。
◎六本木クラス
竹内涼真主演、新木優子、平手友梨奈、早乙女太一。韓国漫画→日本漫画→韓国ドラマ→リメイクで日本ドラマということながら、何となく六本木が好きでないのもあって期待せずに見た第1話で、すっかり引き込まれた。第1話が濃ゆく詰まるパターン、うかつにも複数回泣ける。光石さんがあったかパパを印象的に好演、途中でこれは・・と気づく、やはり、、、ここから始まる復讐劇の模様。正義。香川照之が定番の憎たらしさ、もう戻れないんじゃないか普通の役に(笑)稲森いずみが今期複数ドラマに出てきてちょっとびっくり。新木優子は美しさを強調する役がこれまで多かったが、今回は初めて見るような自然体。どことなく韓国ドラマぽいテイストも全体にあったりする、ちょっと気になるドラマ★
◎石子と羽男 -そんなコトで訴えます?ー
有村架純、中村倫也、赤楚衛二。中村倫也と赤楚さんはどちらも大好き、そして1話ごとにゲストがいて法的問題を解決していくという一話完結型。町弁といわれる、個人経営の法律事務所が舞台。第1話には小関裕太も出ていた(^^♪ 現代の最新の問題はどう法律家がサポートできるのか、どう裁かれるのか、法的素養があるひとにとっても興味が持てる、勉強になる内容で、お茶の間にエンタメ的に投入し、最終話まで飽きさせずに見せることができたら意味のある作品。例えば第1話はパワハラ、第3話はファスト映画の法的問題について考えるもの。
法律の不知はこれを許さずというものがある。刑法8条3項「法律を知らなかったとしても、そのことによって、罪を犯す意思がなかったとすることはできない。」たとえ法学部卒でもないし、大学で法学基礎を習ったりもしていないので、法律がそうなっているとは知らなかった、と主張したとしても、そのことは勘案してもらえないということだ。法律は知っているものとみなされるということだ。これは結構重いことを言っているのだが、それなのに、実際は日本において義務教育では法律を教えていない。この点については大変問題があると思っていて、大学時代に法学部の超大物教授に問題提起のようなレポートを出したところ、痛烈な批判だねと言われたことがあるが、自分のことで精いっぱいで、今だにそこを変えることはできずにいるが、いつか変える役に立ちたいと私は本気で思っている。
弁護士や資産家や政治家や法学部卒業した人など、知っている人は知っている、自分達の利益と身をまもるためのすべ。これを学問に時間やお金を費やさない・費やせない人達が知らずに落とし穴に落ちる。それを、そのままに、放置している。むしろ敢えてそういう構造を維持しているようにすら思える。安全な領域に居る人達が自分達の権益を守るために。何をすれば裁かれ、何をしなければ免れるのか。政治家があそこまでふてぶてしく、悪さをしているのに捕まらず訴えられもせず、長期政権を樹立しているのは、本当におかしくて、一部の人が法律の抜け穴や弁護士による弁護の利益を得ているとしか思えない。
義務教育で国民主権や民主主義、参政権については教えているが、たとえば民法の重要なあたり。家を買う、家を借りる、車を買う、お金を借りる、ダイヤモンドを買う、友人の保証人になる、ローンを組む、これらは普通の大人が人生のどこかの局面で出会うイベントでありながら、その本質はすべて契約行為であり、民法の基本の部分を学ぶことでどう自分を守れるかがわかるような局面であるが、知らない人も多いと思う。知らないままでいいと、放置されている。
本来は義務教育で教えるべきだが、無知でいてくれたほうがいいと思っているチカラが働いているかもしれないのなら、教えてくれないのなら、自分の身は自分で守るしかない。たしかに、なんでもネットで勉強ができる時代でもあるし、教えてもらうのを待つ時代ではないかもしれない。あらゆる意味で自分の身は自分で。法律についてはもちろん細かいところは専門家に聞けばいい、むしろ自己流は危険だ。ただ必要なのは、法律勉強はじめの人達に教えられる最初の導入部分の理解、何がどういう構造になっているか、リーガルマインド、どういう時に法律の専門家に相談したほうがいいか、そのあたりを平時に知って理解しておくことだと思う。
そういう意味では、このドラマは素晴らしい。法律への興味を持たせ、悪いと思わずにやってしまいそうなこと、例えば時代錯誤な態度を取るだけで今はパワハラになる時代である、自分がパワハラを耐えてきた時代の人には不条理にも思える時代の移り変わりではあるが、その時々の時点の社会全体が何を普通と考えるかによって規範は変わっていくということも知る必要があるということ。勉強にもなるので、最後まで見ようと思う。
ちょこっと京都に住んでみた。
家庭教師のトラコ
空白を満たしなさい(NHK)
純愛ディソナンス
晩酌の流儀
ユニコーンに載って
夕食一緒に食べませんか
トモダチゲームR4
マッチングはうす
運命警察
婚活探偵
オクトー
量産型リコ
ロマンス暴風域
★(ドラマじゃないが)笑わない数学
結構おもしろいのではまりそう。数学専攻は天才肌が多いが食えないといわれていた時代がありましたが、何周か回ったら時代は様変わり、今やAIやらビジネスやらに数学がとっても大事。誰よ数学じゃ食えないって言ったの!(笑)私も大学入学直前まで一番好きなのは数学でした・・・数学好きに悪い人はいない!?天才(新宿にある有名数学塾主催者)が力のぬけた手元でアンニュイな雰囲気で繰り出す美しい解法にうっとりし、かなわないなーと思っていました。美しさがある、これは頭脳というよりは頭脳芸術的なセンスで取り組むものなんだね、ということを知れただけでも貴重な経験だった、などと遠い記憶がよみがえる攻めた番組。NHKのこういう目の付け所がキレキレなところが好き。
♥おまけ♥
さらにドラマ関係ないけど、最近知ってじわっている、マザーテレサさんの名言
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思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
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⇒変なドラマや自分に悪影響を与えうる映像は作り物だとわかっていたとしても見たくない、自分の思考に入れたくない、と思うワタクシであります。生まれてから死ぬまで、思考と言葉はついてきて、周りの色々なものからの影響もたえまなく入ってくる。自分が今日食べたものと考えに取り入れたことが明日の自分を作り上げる、これは真面目にそう思っています。