(遡り)🌎2022年1月期冬ドラマ

諸般の事情により大幅な遅延・・_| ̄|○ たまに文章書くのスランプというか書きたくなるまで待ちたい気分になるときあり、で完全に1クール飛ばしてしまいました☆が、よく食べよく寝、ドラマも録画で遅れながら見てました!とりあえず忘れないうちにリストだけでも。後日コメント補足するかもしれませんー

◎おい、ハンサム!!

大変良い。ゆるくつながる家族団らんコメディーとでもいおうか。原作は漫画。伊藤家パパとママと三姉妹。吉田鋼太郎が腹巻頑固パパで主演、たまらん。木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈の三姉妹が全員濃ゆい!それぞれにぶっとんで、それぞれに男運が悪く、あーでもない、こーでもない、失敗した、と悩んだりバタバタしたりするんだけど、でも親の愛をうけて育っただけあって強く、大丈夫なんだなぁーと思えるホッコリが根幹。ハエトリグモは保護とか、「伊藤家リモート会議が招集されます、ふるってご参加ください」とことか、一周回って自分らしい恋にたどりつくあたりとか、見ながらジワジワと実家で育った時代の温かく守られた気持ちを思い出す。

「前向きに生きろ、前向きにたおれろ」「やり残してこその人生だ、やり残しのある人生こそすばらしい人生だ」

やり残し出そうだけど、それでいいよね、本当そうだと思う。やりたいことが湧き上がってくる間は生きていける気がするし、やり切るかどうかはこだわらなくていい気がする。

「お前たちの人生は可能性に満ちている」「毎日数限りない人生のなかから選んで生きている」「お前たちに起こる可能性があった無数にある人生の可能性のなかで、選ばなかった道、そのなにかをお前たちは知りたいか、知りたくないか、どっちだ」「どっちでもいい」「今現実にあるくその道を歩き続けなさい」「そしてこれからも選び続けなさい、生き続けなさい」

個人的にはママ役のMEGUMIがうま面白すぎて度肝を抜かれた。こんなにうまかったっけ。毎朝の見送りのいってらっしゃいのバリエーションがおかしい。いって空心菜ってw そんな感じで全員の間がよい&彼氏のゆうじも変態&ついでに周辺で出てくる実家隣人も職場の同僚も全員変(笑) でもまぁ、一生懸命生きている日々や親の愛って、はたからみたらこんな感じなのかもね。

◎妻、小学生になる。

死んじゃったけど、見守るためにこの世に戻ってくる話。この手のものはだいたい泣けし、はまる私。今回の妻は石田ゆり子だったのだが、子供になって戻ってくる。この子役が激うまで衝撃。蒔田彩珠ちゃん。朝ドラにも出てた子役ちゃんなのだが、今回も小学生役なのだが、明らかに石田ゆり子が中に入っているとわかる演技をしている。この子の演技力無しには成り立たない作品。

そして旦那は堤真一。奥さん大好きなんだけど頼りないダンナさんを演じさせたら抜群。妻が死んじゃって何もかもやる気がなくなっていた旦那さんと同じくママ大好きでもうどうでもよくなっていた娘ちゃんが、ママが帰ってきてくれた意味を考え立ち直っていく。

夢物語だけど、そんなことがあったらいいね、そんなことが起こりはしないけれども感じ取って前向いて生きていけたらいいね、の物語。死は誰にでもいつか必ず平等におとずれるものなわけだから、忌み嫌うんじゃなくて、一生懸命生きた先の証として温かい色で見送ってあげることができたら一番いいんだろうな。

◎恋せぬふたり

岸井ゆきの×高橋一生。NHKらしい攻め。ラブではないコメディーだそうです。「アロマンティック・アセクシャル」とは、他者に恋愛感情や性的感情を抱かない人のこと、その言葉をはじめてしった。

家族の在り方を問うドラマは多いけど、誰にたいしても恋しない、他人に触られるのが苦手、などの傾向を持つ方たちが家族の絆を得ようと関係性を築く話で、新しい。時代は多様性、どんどん細分化されて自由でいい。それが生きやすくできるかは我々世代次第。そんな視点で考えさせる狙いとみた。さすが、ついていきますNHK。

ふたりと重要な関わりをもつ明るい無害な人間役の濱正悟もグー。

◎鎌倉殿の13人(NHK大河ドラマ)

三谷幸喜らしさ炸裂、斬新。登場人物の役名を画面を数秒とめて画面上に書いちゃうあたり、漫画かw鎌倉育ちとしてはうれし懐かしい源頼朝の鎌倉幕府の時代を描く。小栗旬が北条義時で、大泉洋が源頼朝、小池栄子が北条政子、かなり当たり役。大泉洋がいつものおふざけを9割封印し頼朝として存在感十分。重すぎず、歴史嫌いにも門戸を開く。まだまだ続くが楽しみ!

◎(アニメ)平家物語

大河ドラマの鎌倉殿と同じタイミングにあててきたか、平家物語のアニメがイカス★絵は緩い感じで最初ピンとこなかったが、見ていくうちにはまっていく。

今ときっとかわらないであろう青い空と椿と桜。未来が見えてしまうがただ見えるだけで何もできないビワが、ある意味親の仇である平家のひとたちと不思議なご縁でつながり、平家のゆくすえを見届けることになる。ひとりひとりが存在し人生があったことを琵琶で語り継ぐ。美しく散っていったひとたち。

なんといっても震えるのは、琵琶法師の語りとロックが融合するような演出部分。古文の教科書でいつか習ったあの節が、ラップが流行る令和のこの時代に、まさかのミラクルフィット。源氏物語は漫画になったりしたが、平家物語この時代までじゅうぶん待ってここでこんな見せ方にたどりつくなんて。ロックだ!琵琶法師の語りが低調でタンタンと響けば、盛者必衰の悲しさだけでなく、日本の昔話や夜の闇がもつ不気味な質感が広がる。雅楽のもつ危なげなのに美しく、でも尖がった感触のようなものが、私たちのDNAの奥底にあるものが呼び覚ます。

鎌倉殿の13人と同時並行で進んでいた時期があり、そのぶつけてきた感じにも感動した。

◎DCU

阿部寛、横浜流星、吉川晃司。中村アン。阿部寛が出れば必ず、このクオリティになる安心感。横浜流星もがんばってついていっているし、吉川晃司は存在感抜群でこわかっこいい。海上保安庁に新設された「DCU」という組織は、水中事件や事故の捜査をおこなう集団で、毎回勇敢に事件を解決していきつつ、最終的には過去になくしたと思っていたバディーの死の秘密、組織内の悪を暴いていく痛快なドラマ。

仲間を信じる力、勇気、勧善懲悪的な展開(残っている悪はありそうなので続編もあり得るか?)、そして水中での専門家としての機敏な動きという意味でのアクション、緊急事態に阿部や横浜が全力で走るシーンなど、アクションとしても楽しめ、(DCUは実在しないとしても)海上保安庁のミッションへの敬意も湧く作品。

最終回の深い水槽内での死闘と友情はみもの。阿部寛のプロフェッショナル系のドラマは外れ無し、好き。もっと色々やってほしいなー。

◎逃亡医F

成田凌。天才外科医系のドラマもある程度あるが、その系統。最愛の人を殺したという嫌疑でお尋ね者になっているが、無実を主張し逃げ、仇を探しながら、いろんな出会いがあり、病院以外の場所で突如発生する緊急事態に、そこらへんにあるもので天才外科医が命を助ける。設定が非現実的すぎるが、それでも魅せたのはなかなか凄腕。ひきこまれました。

◎ユーチューバーに娘はやらん!

さすがテレ東。今の佐々木希をこう使うとは。演技うまくなっている!アリ。この方は舞台などもやられて頑張って急成長中、まだまだうまくなりそう。結婚式で新郎に逃げられるパターンで始まり(しかも男性に奪われた)、いけめんユーチューバーといけめんテレビマンの求愛の間で揺れ動きながら運命を探すラブコメ。イケメン枠は、金子ノブアキと戸塚純貴。パパママは、遠藤憲一と斎藤由貴。佐々木希があかんべーをするタイトルバックの絵が好き。

「この決断でよかったって?そんなんわかんない、でも良かったって思えるように生きるしかないっしょ、32歳の私が必死に悩んだことを誇りに思いながら」

ほんとそう。どん底のときは「後でよかったって思えるように」這い上がるしかない!そういう意味では、応援歌的な面もあるのかな。

〇しもべえ 

安田顕主演。原作は漫画。ゆりながピンチの時にスマホアプリで呼ぶと飛んできて助けてくれる謎のおじさん。助けを求めるゆりなを白石聖。恋の相手は金子大地。お母さんは矢田亜希子。

おじさんはいつも悲しそうに笑って力持ち、そして愛があった。毎回楽しみには見ていたが、最終回の前の回までは人にすすめる度合いは微妙と思っていました。が、最終回は泣いた。何を犠牲にしても守りたいという愛。最後にあかされるおじさんヒーローの正体、ゆりなの成長、そしておじさんが最後にゆりなの目の前に現れた瞬間に涙腺崩壊。やられたー!

〇ファイトソング

清原果耶と間宮祥太朗と菊池風磨の三角関係。さわやかな春のラブストーリー。岡田惠和さん脚本。間宮祥太朗の歌も良。清原果耶さんはいまのところ表情のバリーションに限界を感じるが、たずまいの美しさで、人生の途中で病・障害を抱えるが芯の強い役柄を好演。

最終回の「負けた、会いたい、会いたい、甘えたい、泣きたい、会いたい、待ってる、大好き、じゃ」はかわいかった。巻き戻して何度も見すぎ。三三七拍子の応援歌の秘密でハッピーエンド。菊池風磨が肩の力抜けて支えるおいしい役、こういう役が来ると次はもっと大きな役につながりそうで楽しみ!独特の優しい善人風雰囲気もあり、キムタクの「あすなろ白書」の二番手からのブレイクを彷彿。

〇~△シジュウカラ

山口紗弥加と板垣李光人。山口紗弥加さんは前のNHKのドラマでも実力発揮していたけれど、今回も危なげなく危なげな役柄をこなす。板垣李光人さんも近年様々なカラーの違う役柄をこなしていてすごく成長中の中性的魅力の美少年。カメレオン的才能か?繊細で棘のあるような役は得意だと思っていたが、今回は少女でもいけるような美顔をあえて男子っぽくし、ドロドロとした男の子くささを出してきた。

原作漫画、話自体がドロドロしているので重く、不倫や大きな年の差の恋愛などをあつかっており、うすらこわーい部分がつづくので、万人受けはしないだろうが、個人的には嫌いでない。旦那さんの浮気を知ってしまったときから、主人公のなかに巣くってしまった暗いものが、それが怒りという形にならずに不発で何年もくすぶっていることの不穏、それが美しいが幸せでない影をまとい危険な好意を寄せてくる少年と出会い、転落するでもなく、静かにジワジワと壊れてまた歩いて。

むりやりハッピーエンドだったりしないあたりが、ある意味で現実感あり、それがまたこわい、そんな作品。

〇ムチャブリ!わたしが社長になるなんて

高畑充希と志尊淳。いつもながら高畑充希さんはコメディ的演技が上手い、今回は社長役でちょっと大丈夫かなぁと思ったが、そういうキャラの社長さんなんで大丈夫だったw 正直何がどうということはないが、無難で綺麗なラブコメ。

〇となりのチカラ

松本潤主演。上戸彩が妻役。マンション内で繰り広げられるバタバタ。松嶋菜々子が今までにないおばちゃん役を好演?

秋元康の話題性・視聴率狙いマンション内の殺人犯人捜しのような作品(大嫌い、今期はもうあえて見ないことにした)とは全く異なり、こちらはちゃんとメッセージあり良。チカラくんが、独特な素っとん狂なノリで、ご近所さんの問題を解決していく温かい話なところは好き。ハッピーエンド。

東京だとご近所づきあいもなくなってきた今日この頃だが、ネットで知らない人と話すぐらいなら、顔が見える距離に住んでいるコミュニティの人たちと話したほうがいいよね、と思わせられた。変な人かもと決めつけないで話してみたら、それぞれに良いところや悩みがあったりするもので、何か助けられたり仲良くなれたりするかもしれないじゃないか。

お節介が嫌がられるこの時代に、あえてお節介の意義を問うドラマ。いつもナレーションしていた猫さん(仲間由紀恵の旦那さんの田中哲司)の秘密も最終回で。

△ミステリと言う勿れ

菅田将暉。原作(漫画)が上手くできている。新感覚ミステリー。個人的には瑛太が好きだしよかったんだが、、

最終回の終わり方は不完全燃焼すぎる。。フランス映画風にはっきりせず日々続くみたいなのとも違い、ただ続編がある余韻で突然終わった。わたしゃ、正直録画ミスって最後切れたんだと思ってTVerみにいきましたからね。ありえないん。

最終回って、ずっと時間費やして見てきた、ある意味ファンみたいな視聴者が、ここまできたら最後までみるぞ、今日はあれの最終回だから早く帰って何食べながら見よう、って楽しみ収穫期絶頂になっているわけですがな。それをちょっと、だいぶ、裏切ったんじゃないかなーとおもう。伏線回収とかには全然こだわらないし、なにか謎が残るのはアリなんだけど、いろんな終わり方あっていいんだけど、それにしてもこの話ここで終わるって何?考えさせる意図なんかなと思ったけど、わからん。難しすぎる気がしました。最後終わり方次第では◎になったかもだけに、残念。

この作品面白いって誰かにすすめて、その方のお時間をずっと今期費やしてもらってたら、お詫びに行きたいレベル。お勧めしてたらごめんなさい。原作漫画が連載中で未完というのはわかるけど、そういう場合ももっと違う〆に期待してたんですよ、ワタシも・・・

〇ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇

黒木華。ゴシップをあつかうネットニュースサイトの編集長になったリリコは、空気読めない主人公。共感力がない自覚があり、常に広辞苑をひく。社会派エンターテイメント。

△部長と社畜の恋はもどかしい

漫画原作をポップな絵ずらで何とかしよう系。ラブコメのジャンルではあるが、漫画原作感が強すぎる・・・・社畜役の中村ゆりかは色っぽい、部長の竹財輝之助は普通にイケメンさん。純粋に働きすぎてしまう「社畜」に共感する部分はある。

△鹿楓堂よついろ日和

イケメンを並べてなんとかしよう系。うーん。

△「僕ドラ」ダメな男じゃダメですか?

最近大活躍の町田啓太と宮崎美子。悪くはないんだけど、入れ替わり系。ばあちゃんと孫息子が性別と年齢を超えて入れ替わる。その目の付け所は面白い。でも、うん 、もう一つな気がしたのは何故だろう。町田啓太さんの表情のパターンか脚本か。