🌎2022年4月期春シーズンドラマスタート!その① 

〇NHK朝ドラ「ちむどんどん」

舞台は沖縄、黒島結菜が主人公。「アシガール」からファンです、楽しみ!まずは子役時代でスタート、子役稲垣来泉ちゃんも元気いっぱいにまっすぐで清々しい。お母さんとお父さんに仲間由紀恵と大森南朋。沖縄出身の黒島さんと仲間さん、沖縄の音楽や景色、お料理、食べるのが大好きな主人公と、楽しみがいっぱいー。ちむどんどんは、沖縄方言で「胸がわくわくする気持ち」だそうです☆彡

◎正直者不動産

山下智久やまぴー。今こんな時代ゆえに不動産取引が好調で、東京の不動産は高値で取引されている。チラシや住宅情報を見ながらうっとりすることも多い人たちのために、このタイミングでNHKが親心でぶち込んできた教育番組に違いない★不動産屋さんの裏事情、慈善事業であるはずがなく、嘘はついていないが隠れているリスクがあることをしっかり語り始める。だって主人公は嘘がつけない病なのだから!こういうメルヘンというか、明らかに作り物の飛んだ設定は好き。そして親心に感謝。罠に落ちないためにも勉強しますー

◎村井の恋

愛すべきおばか系ラブコメ。漫画原作。実在しない世界の推しにうっとりする女教師主人公が、それにそっくりな男子生徒から求愛され、バタバタ♡若き女教師に高橋ひかる、コメディセンスあり、ちょっと既存の女優さんの何人かに似た雰囲気もありつつ、いい感じ。イケメン金髪男子生徒に宮世琉弥。漫画感覚で楽しめそう。

〇⇒◎(途中で変更) メンタル強め女子白川さん

テレ東。井桁弘恵。女性の社会進出で広がる職場の女性ワールドアルアルのなかで、スーパーポジティブが無敵!?わが道をいきつつ、ころびつつ、学ぶのかな?見ていておかしく、気持ちいい。

⇒途中で更新。ついに、過去どんな人生で白川さんができあがったかが垣間見られるシーンが。本当に言い古されてきたことではあるが、傷ついた分だけ人は強くなり優しくなるんだっけ。そうだね。どんな状況からでもできるだけ笑顔に戻って前を向く、自分のことだけじゃなく自分も周りも幸せにしたいという境地は、幸せ能天気人生からくるものと見せかけて、実は何の苦労もなく生きてきた人には到底できはしない芸当かもしれない。数えきれない涙の後に虹がかかるような、そんな強さってある気がする。そんな思考がよぎったこのドラマ☆最後まで見ます。

◎先生のおとりよせ

良い!良い!向井理は全く好きじゃないのだが、演技するといいんだよね・・・そして北村有起哉さん好き!もうね、食べ歩き系というか、いろんな実在の飲食店を取り扱うドラマは、さまざまな切り口でやりつくされ(孤独、深夜、絶滅危惧、チェーン、失恋、等等)、コロナもあっての「おとりよせ」「おもたせ」と来たかー。そこは、うまくやりましたね、で終わるのだが、中身がこの二人のかけあいがおもしろおかしくてグー。実際お取り寄せやお持たせを日々研究し、試し厳選し、いざというときのためにアイディアをたくわえ、いざというときがきたら、その用途・相手の好みを妄想し適切と信じる一撃を用意するという御持たせ追求道みたいなものがあると思っていて、そのあたりをよく踏まえた構成がニクイ。うん、そうそう、あーそれ知らない・食べたいと、TVの前でうなづいたり調べたりしている人は私だけじゃないだろう。ばっちりターゲット層、狙いすまされたな。

◎⇒〇(途中で変更)元カレの遺言状

綾瀬はるかと大泉洋。原作は弁護士が書いたミステリー小説。殺した犯人が被害者の財産を譲り受けられるという奇妙な遺言。初回がゴージャスで映画ばりの密度で満足。元カレは生田斗真。元カレがなくなって遺言状で元カノやお世話になった先生たちにも遺産が残される。綾瀬はるかはお金稼ぎが大好きで借りを作りたくない、強がりでかわいくない性格の弁護士役。彼女には予想外のものが遺され、それと、元カレとつきあっていたときにやっていた暗号のダイイングメッセージ?「ポトラッチ」というインディアン社会の儀礼的贈答競争というものがあるらしく、与えることで結果として奪う?原作は読んでいないが、どこにつれていってくれるのかワクワクする。上質なミステリーの予感♪

綾瀬はるかが、かわいくないキャラからどこに向かっていくのか、興味津々。目の色ひとつでキャラをくるくる変えられるところが本当に女優。

◎悪女(わる)

今田美桜が前髪を作っておかっぱの新入社員たなかまりりん。楽しみに入社した会社、配属先は旧館地下の総務部。そこにいた諦めモードの先輩たちを尻目に、明るく前向きに元気丸なところが吉っぽい。メンタル強め女子白川さん同様、こちらもこちらも、スーパーポジティブ(*^o^*)そうだね、このコロナ時代、そうじゃなきゃやっていけぬわ。最初は浮いてるけど、貫けば、どうやらどうにか自分の力で周りを味方につけ、強運を呼び込んでいくのか?異動しながら出世街道かけあがっていくところが見たい~!江口のりこがキーとなる先輩か。

◎なんばMG5

間宮祥太朗、神尾楓珠、森川葵。いいねー、ヤンキーもの。漫画原作。ヤンキー一家に生まれ最強ヤンキーとして仕上がっているが、高校入学を機に普通の青春を謳歌してみたいと、特攻服と学ランを何度も着替えて変身!いいじゃん二重青春?白の特攻服が似合うねーーー。宇梶さんや鈴木紗理奈がつくりものでない迫力、そしてリーゼントが似合ってる満島真之介も出てます!卑怯なやり方をきらい、けんかは正々堂々タイマン派。スカッと爽快!

△花嫁未満 エスケープ

岡崎紗絵。漫画原作。結婚を言い出してくれない彼氏が誕生日も覚えていなかったことで、主人公のなかで何かが切れた。高校時代の同級生の元彼と再会し、三角関係に展開か?

〇未来への10カウント

キムタク、満島ひかり、安田顕、高橋海人、内田有紀。メンツよし。キムタクが元ボクサーだが今はいけてない冴えないくすぶった感じでスタート。高校のボクシング部のコーチになるかならないか迷うが、生徒との交流のなかから、彼自身が生気を取り戻していく?

この人はあらゆる職業を網羅しそうな勢いで来たが、たしかにボクシングは新しく、この年齢で高いハードル。自らに高いハードルを課すあたりがキムタクらしく、それを応援させようというしかけか。それでも、彼の挑戦をまた見られるのは純粋にうれしい。うつくしい白鳥の水中のもがきの努力が見えるとき、応援したくなる、美魔女が老いへの怖さを克服し勇気を与えるように、キムタクのアラフォーでの再起というか再び痩せて魅力的な姿で人気再来していることも先頭ランナーの振るはためく旗のよう。

あえてカッコよさを全開にせずおさえてスタートしたと見た。きっとここからは、かっこいいだけじゃなく、かっこ悪くて弱いところにも焦点があたる役もしたいんだろうな。さて、吉と出るか凶と出るか。メンツは演技うまいところをそろえているので、感動の学園モノ、先生モノとして仕上がるんじゃないかと期待。「教場」で見せたあの顔ともまた違う先生の顔が見られそう?若手有望株の登竜門的に令和の金八先生をめざすか?

それから、ボクシング部生徒の高橋海人はやはり演技が上手くて、これからまだまだ伸びるかと思うとスゴイこと。キムタクはジャニーズ先輩としての意味でも向かって来いってかんじなのかなー!

◎妖怪シェアハウス -帰ってきたん怪

帰ってきた!妖怪ちゃんたちに助けられて成長し強くなるお澪に小芝風花。シーズン1と同じ濃いメンバー結集、おかえりなさい。妖怪さんたち:松本まりか、毎熊克哉、大倉孝二、池谷のぶえ。ようかいなんだけど、カラフルでにぎやかで夢のあるお話し。シーズン1よりも構成がさらにうまい気がするのは、気のせいかしら。夏には映画化もある模様。

△⇒〇(途中で変更)
 マイファミリー

子供が誘拐される話。戦う夫婦に二宮和也と多部未華子。

何話か見て更新:最初思ったのとはちょっと違って、骨というかテーマがちゃんとありそうな予感がしてきたので〇に変更。結構展開が楽しみ。残虐なシーンはあまりなく配慮がされている、流行りの(私の嫌いな)考察ものではありつつ、でも頭脳ドキドキもの、最後はただ単にラスボス出てきて答え合わせみたいなんじゃなく、もしかしたらいい結末があったりしないかと期待、どうかな・・・。多部未華子のこのドラマでの洋服等スタイルが素敵。

〇吉祥寺ルーザーズ

増田貴久、田中みな実ほか。冒頭数分で主要登場人物が映し出され、その段階で「濃いなー!!」(笑)濃ゆいけど覚悟で見ろという宣戦布告、ハイわかりました、メンツの集め方が挑戦的★奇妙なシェアハウスの募集をクリアして一緒に住み始める登場人物たちは、それぞれに何らか「ルーザー」の要素を持っている模様。「負けの定義は人それぞれ」という字幕が出て、つかみとしては引き込まれた。なるほど、お手並み拝見♪

〇探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り

こちらも帰ってきましたか、あの癖アリドラマ(笑) 滝藤賢一×広瀬アリス×水野美紀。あの奇妙な御ふざけかけあいがまた見られるのがうれしい!

△汝の名

ホラーサスペンス?山崎紘菜と北乃きい。なにかおかしい姉妹。どんな秘密がでてくるのか次第。

△明日、私はだれかの彼女

吉川愛。レンタル彼女。壮絶な幼少期と顔に影を持つ大学生。オープニングがいい。美女達の、営業的笑顔振りまくときの完璧な可愛さと、その前後の笑わない時のこわい目のギャップを見せつける。そうね、遡れば小学生のときからもう、それが女というもの。裏表というより、両方が女なのかもしれません。

◎阿波連さん(アニメ)

凸凹カップルか、ほっこりまったりふんわり、好きな感じ。

〇Birdie Wing- Golf(アニメ)

土日に親がTVを占拠していた思い出しかないゴルフなのだが、このアニメはちょっと面白そうで、つい見てしまう。

◎スーパーマン&ロイス

まさか、令和にスーパーマンにはまるとは思わなんだ。スーパーマンだけだと男性ヒーローになっちゃうからか、&ロイスがついて奥さんもバリキャリ。そして双子ちゃんにパワーが引き継がれているのかどうか、からスタート✨こねくりまわさずシンプルがかえっていーねー

〇めぐる

△(夜ドラ)タイムリミット

先生が誘拐されたかもしれなくて生徒4人が謎解き?ちょっとつかまれて見始めたが、どうだろう、いまひとつかも・・・まだわからないけど・・・

(遡り)🌎2022年1月期冬ドラマ

諸般の事情により大幅な遅延・・_| ̄|○ たまに文章書くのスランプというか書きたくなるまで待ちたい気分になるときあり、で完全に1クール飛ばしてしまいました☆が、よく食べよく寝、ドラマも録画で遅れながら見てました!とりあえず忘れないうちにリストだけでも。後日コメント補足するかもしれませんー

◎おい、ハンサム!!

大変良い。ゆるくつながる家族団らんコメディーとでもいおうか。原作は漫画。伊藤家パパとママと三姉妹。吉田鋼太郎が腹巻頑固パパで主演、たまらん。木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈の三姉妹が全員濃ゆい!それぞれにぶっとんで、それぞれに男運が悪く、あーでもない、こーでもない、失敗した、と悩んだりバタバタしたりするんだけど、でも親の愛をうけて育っただけあって強く、大丈夫なんだなぁーと思えるホッコリが根幹。ハエトリグモは保護とか、「伊藤家リモート会議が招集されます、ふるってご参加ください」とことか、一周回って自分らしい恋にたどりつくあたりとか、見ながらジワジワと実家で育った時代の温かく守られた気持ちを思い出す。

「前向きに生きろ、前向きにたおれろ」「やり残してこその人生だ、やり残しのある人生こそすばらしい人生だ」

やり残し出そうだけど、それでいいよね、本当そうだと思う。やりたいことが湧き上がってくる間は生きていける気がするし、やり切るかどうかはこだわらなくていい気がする。

「お前たちの人生は可能性に満ちている」「毎日数限りない人生のなかから選んで生きている」「お前たちに起こる可能性があった無数にある人生の可能性のなかで、選ばなかった道、そのなにかをお前たちは知りたいか、知りたくないか、どっちだ」「どっちでもいい」「今現実にあるくその道を歩き続けなさい」「そしてこれからも選び続けなさい、生き続けなさい」

個人的にはママ役のMEGUMIがうま面白すぎて度肝を抜かれた。こんなにうまかったっけ。毎朝の見送りのいってらっしゃいのバリエーションがおかしい。いって空心菜ってw そんな感じで全員の間がよい&彼氏のゆうじも変態&ついでに周辺で出てくる実家隣人も職場の同僚も全員変(笑) でもまぁ、一生懸命生きている日々や親の愛って、はたからみたらこんな感じなのかもね。

◎妻、小学生になる。

死んじゃったけど、見守るためにこの世に戻ってくる話。この手のものはだいたい泣けし、はまる私。今回の妻は石田ゆり子だったのだが、子供になって戻ってくる。この子役が激うまで衝撃。蒔田彩珠ちゃん。朝ドラにも出てた子役ちゃんなのだが、今回も小学生役なのだが、明らかに石田ゆり子が中に入っているとわかる演技をしている。この子の演技力無しには成り立たない作品。

そして旦那は堤真一。奥さん大好きなんだけど頼りないダンナさんを演じさせたら抜群。妻が死んじゃって何もかもやる気がなくなっていた旦那さんと同じくママ大好きでもうどうでもよくなっていた娘ちゃんが、ママが帰ってきてくれた意味を考え立ち直っていく。

夢物語だけど、そんなことがあったらいいね、そんなことが起こりはしないけれども感じ取って前向いて生きていけたらいいね、の物語。死は誰にでもいつか必ず平等におとずれるものなわけだから、忌み嫌うんじゃなくて、一生懸命生きた先の証として温かい色で見送ってあげることができたら一番いいんだろうな。

◎恋せぬふたり

岸井ゆきの×高橋一生。NHKらしい攻め。ラブではないコメディーだそうです。「アロマンティック・アセクシャル」とは、他者に恋愛感情や性的感情を抱かない人のこと、その言葉をはじめてしった。

家族の在り方を問うドラマは多いけど、誰にたいしても恋しない、他人に触られるのが苦手、などの傾向を持つ方たちが家族の絆を得ようと関係性を築く話で、新しい。時代は多様性、どんどん細分化されて自由でいい。それが生きやすくできるかは我々世代次第。そんな視点で考えさせる狙いとみた。さすが、ついていきますNHK。

ふたりと重要な関わりをもつ明るい無害な人間役の濱正悟もグー。

◎鎌倉殿の13人(NHK大河ドラマ)

三谷幸喜らしさ炸裂、斬新。登場人物の役名を画面を数秒とめて画面上に書いちゃうあたり、漫画かw鎌倉育ちとしてはうれし懐かしい源頼朝の鎌倉幕府の時代を描く。小栗旬が北条義時で、大泉洋が源頼朝、小池栄子が北条政子、かなり当たり役。大泉洋がいつものおふざけを9割封印し頼朝として存在感十分。重すぎず、歴史嫌いにも門戸を開く。まだまだ続くが楽しみ!

◎(アニメ)平家物語

大河ドラマの鎌倉殿と同じタイミングにあててきたか、平家物語のアニメがイカス★絵は緩い感じで最初ピンとこなかったが、見ていくうちにはまっていく。

今ときっとかわらないであろう青い空と椿と桜。未来が見えてしまうがただ見えるだけで何もできないビワが、ある意味親の仇である平家のひとたちと不思議なご縁でつながり、平家のゆくすえを見届けることになる。ひとりひとりが存在し人生があったことを琵琶で語り継ぐ。美しく散っていったひとたち。

なんといっても震えるのは、琵琶法師の語りとロックが融合するような演出部分。古文の教科書でいつか習ったあの節が、ラップが流行る令和のこの時代に、まさかのミラクルフィット。源氏物語は漫画になったりしたが、平家物語この時代までじゅうぶん待ってここでこんな見せ方にたどりつくなんて。ロックだ!琵琶法師の語りが低調でタンタンと響けば、盛者必衰の悲しさだけでなく、日本の昔話や夜の闇がもつ不気味な質感が広がる。雅楽のもつ危なげなのに美しく、でも尖がった感触のようなものが、私たちのDNAの奥底にあるものが呼び覚ます。

鎌倉殿の13人と同時並行で進んでいた時期があり、そのぶつけてきた感じにも感動した。

◎DCU

阿部寛、横浜流星、吉川晃司。中村アン。阿部寛が出れば必ず、このクオリティになる安心感。横浜流星もがんばってついていっているし、吉川晃司は存在感抜群でこわかっこいい。海上保安庁に新設された「DCU」という組織は、水中事件や事故の捜査をおこなう集団で、毎回勇敢に事件を解決していきつつ、最終的には過去になくしたと思っていたバディーの死の秘密、組織内の悪を暴いていく痛快なドラマ。

仲間を信じる力、勇気、勧善懲悪的な展開(残っている悪はありそうなので続編もあり得るか?)、そして水中での専門家としての機敏な動きという意味でのアクション、緊急事態に阿部や横浜が全力で走るシーンなど、アクションとしても楽しめ、(DCUは実在しないとしても)海上保安庁のミッションへの敬意も湧く作品。

最終回の深い水槽内での死闘と友情はみもの。阿部寛のプロフェッショナル系のドラマは外れ無し、好き。もっと色々やってほしいなー。

◎逃亡医F

成田凌。天才外科医系のドラマもある程度あるが、その系統。最愛の人を殺したという嫌疑でお尋ね者になっているが、無実を主張し逃げ、仇を探しながら、いろんな出会いがあり、病院以外の場所で突如発生する緊急事態に、そこらへんにあるもので天才外科医が命を助ける。設定が非現実的すぎるが、それでも魅せたのはなかなか凄腕。ひきこまれました。

◎ユーチューバーに娘はやらん!

さすがテレ東。今の佐々木希をこう使うとは。演技うまくなっている!アリ。この方は舞台などもやられて頑張って急成長中、まだまだうまくなりそう。結婚式で新郎に逃げられるパターンで始まり(しかも男性に奪われた)、いけめんユーチューバーといけめんテレビマンの求愛の間で揺れ動きながら運命を探すラブコメ。イケメン枠は、金子ノブアキと戸塚純貴。パパママは、遠藤憲一と斎藤由貴。佐々木希があかんべーをするタイトルバックの絵が好き。

「この決断でよかったって?そんなんわかんない、でも良かったって思えるように生きるしかないっしょ、32歳の私が必死に悩んだことを誇りに思いながら」

ほんとそう。どん底のときは「後でよかったって思えるように」這い上がるしかない!そういう意味では、応援歌的な面もあるのかな。

〇しもべえ 

安田顕主演。原作は漫画。ゆりながピンチの時にスマホアプリで呼ぶと飛んできて助けてくれる謎のおじさん。助けを求めるゆりなを白石聖。恋の相手は金子大地。お母さんは矢田亜希子。

おじさんはいつも悲しそうに笑って力持ち、そして愛があった。毎回楽しみには見ていたが、最終回の前の回までは人にすすめる度合いは微妙と思っていました。が、最終回は泣いた。何を犠牲にしても守りたいという愛。最後にあかされるおじさんヒーローの正体、ゆりなの成長、そしておじさんが最後にゆりなの目の前に現れた瞬間に涙腺崩壊。やられたー!

〇ファイトソング

清原果耶と間宮祥太朗と菊池風磨の三角関係。さわやかな春のラブストーリー。岡田惠和さん脚本。間宮祥太朗の歌も良。清原果耶さんはいまのところ表情のバリーションに限界を感じるが、たずまいの美しさで、人生の途中で病・障害を抱えるが芯の強い役柄を好演。

最終回の「負けた、会いたい、会いたい、甘えたい、泣きたい、会いたい、待ってる、大好き、じゃ」はかわいかった。巻き戻して何度も見すぎ。三三七拍子の応援歌の秘密でハッピーエンド。菊池風磨が肩の力抜けて支えるおいしい役、こういう役が来ると次はもっと大きな役につながりそうで楽しみ!独特の優しい善人風雰囲気もあり、キムタクの「あすなろ白書」の二番手からのブレイクを彷彿。

〇~△シジュウカラ

山口紗弥加と板垣李光人。山口紗弥加さんは前のNHKのドラマでも実力発揮していたけれど、今回も危なげなく危なげな役柄をこなす。板垣李光人さんも近年様々なカラーの違う役柄をこなしていてすごく成長中の中性的魅力の美少年。カメレオン的才能か?繊細で棘のあるような役は得意だと思っていたが、今回は少女でもいけるような美顔をあえて男子っぽくし、ドロドロとした男の子くささを出してきた。

原作漫画、話自体がドロドロしているので重く、不倫や大きな年の差の恋愛などをあつかっており、うすらこわーい部分がつづくので、万人受けはしないだろうが、個人的には嫌いでない。旦那さんの浮気を知ってしまったときから、主人公のなかに巣くってしまった暗いものが、それが怒りという形にならずに不発で何年もくすぶっていることの不穏、それが美しいが幸せでない影をまとい危険な好意を寄せてくる少年と出会い、転落するでもなく、静かにジワジワと壊れてまた歩いて。

むりやりハッピーエンドだったりしないあたりが、ある意味で現実感あり、それがまたこわい、そんな作品。

〇ムチャブリ!わたしが社長になるなんて

高畑充希と志尊淳。いつもながら高畑充希さんはコメディ的演技が上手い、今回は社長役でちょっと大丈夫かなぁと思ったが、そういうキャラの社長さんなんで大丈夫だったw 正直何がどうということはないが、無難で綺麗なラブコメ。

〇となりのチカラ

松本潤主演。上戸彩が妻役。マンション内で繰り広げられるバタバタ。松嶋菜々子が今までにないおばちゃん役を好演?

秋元康の話題性・視聴率狙いマンション内の殺人犯人捜しのような作品(大嫌い、今期はもうあえて見ないことにした)とは全く異なり、こちらはちゃんとメッセージあり良。チカラくんが、独特な素っとん狂なノリで、ご近所さんの問題を解決していく温かい話なところは好き。ハッピーエンド。

東京だとご近所づきあいもなくなってきた今日この頃だが、ネットで知らない人と話すぐらいなら、顔が見える距離に住んでいるコミュニティの人たちと話したほうがいいよね、と思わせられた。変な人かもと決めつけないで話してみたら、それぞれに良いところや悩みがあったりするもので、何か助けられたり仲良くなれたりするかもしれないじゃないか。

お節介が嫌がられるこの時代に、あえてお節介の意義を問うドラマ。いつもナレーションしていた猫さん(仲間由紀恵の旦那さんの田中哲司)の秘密も最終回で。

△ミステリと言う勿れ

菅田将暉。原作(漫画)が上手くできている。新感覚ミステリー。個人的には瑛太が好きだしよかったんだが、、

最終回の終わり方は不完全燃焼すぎる。。フランス映画風にはっきりせず日々続くみたいなのとも違い、ただ続編がある余韻で突然終わった。わたしゃ、正直録画ミスって最後切れたんだと思ってTVerみにいきましたからね。ありえないん。

最終回って、ずっと時間費やして見てきた、ある意味ファンみたいな視聴者が、ここまできたら最後までみるぞ、今日はあれの最終回だから早く帰って何食べながら見よう、って楽しみ収穫期絶頂になっているわけですがな。それをちょっと、だいぶ、裏切ったんじゃないかなーとおもう。伏線回収とかには全然こだわらないし、なにか謎が残るのはアリなんだけど、いろんな終わり方あっていいんだけど、それにしてもこの話ここで終わるって何?考えさせる意図なんかなと思ったけど、わからん。難しすぎる気がしました。最後終わり方次第では◎になったかもだけに、残念。

この作品面白いって誰かにすすめて、その方のお時間をずっと今期費やしてもらってたら、お詫びに行きたいレベル。お勧めしてたらごめんなさい。原作漫画が連載中で未完というのはわかるけど、そういう場合ももっと違う〆に期待してたんですよ、ワタシも・・・

〇ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇

黒木華。ゴシップをあつかうネットニュースサイトの編集長になったリリコは、空気読めない主人公。共感力がない自覚があり、常に広辞苑をひく。社会派エンターテイメント。

△部長と社畜の恋はもどかしい

漫画原作をポップな絵ずらで何とかしよう系。ラブコメのジャンルではあるが、漫画原作感が強すぎる・・・・社畜役の中村ゆりかは色っぽい、部長の竹財輝之助は普通にイケメンさん。純粋に働きすぎてしまう「社畜」に共感する部分はある。

△鹿楓堂よついろ日和

イケメンを並べてなんとかしよう系。うーん。

△「僕ドラ」ダメな男じゃダメですか?

最近大活躍の町田啓太と宮崎美子。悪くはないんだけど、入れ替わり系。ばあちゃんと孫息子が性別と年齢を超えて入れ替わる。その目の付け所は面白い。でも、うん 、もう一つな気がしたのは何故だろう。町田啓太さんの表情のパターンか脚本か。

《目次》つくってみました

(遡り)2021年秋 〇「アバランチ」

警察アクションもの。常識外れのアウトロー集団、アバランチ。綾野剛が、日本版CIAを作ろうとそのためなら悪もいとわない警察内の闇と戦う。味方で司令塔に木村佳乃。大きな敵、彼らがつぎつぎと仕掛けてくる罠とどう戦うか。規格外、正義、勇気、仲間。渡部篤郎がこわい役を快演。HEROの「あるよ」で有名な田中要次さんが命をかけるシーンもかなり印象的で熱い。綾野剛はMIUといい、こういう正義アクションものにうまく合う。続編もありえるような余韻を残した終わり方も、お楽しみ券をくれたみたいで良。

やりたい放題やっておいて、悪を暴こうとする者たちをテロリストに仕立てようとする強大になりすぎた暴走権力は、現在の世の中と似た構図。メッセージがこめられた作品。

「アバランチとは?」「私たちと同じ、この国に住む名もなき人間たちです」「長いこと、わたしたちは行動することを忘れていたんだと思います。自分が動いても何にも変わらないって」「ささいな日常を守りたい、そう願うひとたちが行動を起こした結果がアバランチだったんだと思います」「たった1度だけ角度を変える勇気をもてば、きっと小さな動きがやがて大きな流れとなるはず」「行動することで救われる誰かがいるってこともわかった」

(遡り)2021年秋 〇「東京ラブストーリー(伊藤健太郎・石橋静河バージョン)」ネット配信2020年、テレビ放映2021年

鈴木保奈美×織田裕二バージョンをこよなく愛する世代としても、楽しめた。石橋静河による新解釈。今の恋愛は昔とは違う。当時新しかったこの作品(原作は漫画)が現代に新しい形でよみがえるのを見られてよかった。前のバージョンもまた見直したい!