(新 遅)◎スナックキズツキ 癒しのための凄腕シュール

遅ればせながら今一気に第1話から追っかけて録画見てるのがコレ( ˙▿˙ )☝なかなか面白い!良質!

原田知世が、疲れ傷ついた人がたどり着くと受け入れる路地裏スナックのママ。昭和の懐かしさある内装と時間。店名には傷つきとキツツキがかかってる模様(笑)毎回流れるスナックへの道すがらにチラリと映るのは、日暮里の駅近くの小さな店が所狭しと集う屋根付き小路の初音小路じゃない?!ここで先ず作ろうとしてる世界観に良き予感♡

毎話ひとりずつの客にフォーカスも、最初から全員の日常シーン映像がでてきてるっぽく、またそれぞれの間に名乗り合わない程度の接点があるっぽいのも、物語性あり、かつ、そんなリアルありそう、あったらいいね的なほっこり。

客ごとの悩み、つまづきに、しずかに寄り添い、そのひとにあった発散方法に、さりげなく誘導する原田知世がスゴすぎる魔術師のよう👍画期的に解決はできなくても、帰り道の足取りや気持ちが軽くなったり、翌朝の顔の向きがすこし上向いたり、忘れられる程度でも小さな大事なきっかけを作り、なにかすこし誰かの役に立つ。人間が好きなんだろうな、ママ。わたしもそんな聞き上手、癒し上手になりたいな♪

そして、なによりその癒し時間のアプローチというかオプションが、かなりキテレツ、地味にユニークでシュール。あえて下手めなままの客の発散歌がイイ感じだったり。他にお客さんいないからいいけど、不思議な時間で不思議に癒す!ここがツボ🏺原田知世の合いの手がやや適当風で素っ頓狂、でも微妙な距離から放り注ぐ愛あり、加減が絶妙なんだな~~!これを見せることで、疲れた視聴者のココロのこりを優しくさすってくれてる感じがしてきた、ちょっとくすっと笑顔に、楽になれる気がします✨

という意味で、よく練られた作品。テレ東さすが!原作は漫画。俳優陣は全員熟練。エンディングテーマは森山直太朗「それは白くて柔らかい」。やっぱ原田知世は、作品選びと演技、空気オーラ、すべて一流!力入ってるように見せないとこがすごい♡