(新)○「和田家の男たち」

相葉雅紀、段田安則、佐々木蔵之介。絵づらは若干地味な親子孫3代男子✩新聞社社長、テレビ局ディレクター、コロナで無職からのネットメディア記者。奇妙だがほっこり、気になるが適当な距離の関係性が割とリアリティあり、まったり見られて、悪くない!朝ドラといい、段田さんがうますぎる~♡

(新)○「二月の勝者」

受験モノ。まずすぐ思い出すのが、「ドラゴン桜」の中学受験版?でも、むしろ、「女王の教室」のヒンヤリ無表情のミステリアスというかむしろ怖い先生(天海祐希)が実はビンビン的確で大きな意味では愛あり、の男性先生版の側面がある作品っぽいか。綺麗事じゃないが、真理をつき、最終的には子供に寄り添う?のか?期待できそう!

最初のシーン「不合格体験記」なる視点に新鮮さがあり、鷲掴み!また、「中学受験に必要なのは…父親の経済力と母親の狂気」って(笑)うう、身も蓋もないが、が、しかし、真理としかいいようがない~。なかなかそうはっきり言えないのが🇯🇵日本文化なところ、言い放たれてむしろ爽快感☆成功率みたいなデータを示しながらの説得が、昭和でも平成でもない、令和だっっ。令和の受験、令和の子供、令和の親。

原作は漫画、柳楽優弥と井上真央、プラス加藤シゲアキ。

(新)△「あいつが上手で下手が僕で」

若きお笑い芸人たちが島流しされてたどり着いた「湘南劇場」で繰り広げる悲喜こもごも。推しのイケメンがいる方にはよさげだが、何の思い入れもなく純粋に見るには、なにかが今ひとつ物足りなく、ひきこまれにくい。掛け合いは自然で良い。主演は荒牧慶彦さん。

(新)△「お茶にごす。」

ヤンキーギャグ漫画の実写化。シュール。

万人受けはしなくとも原作世界観にこだわっているのかな?第1服(第1話)の冒頭の演劇色強い数分から、チャレンジングな香り。ややサムめな間合いもあえてなんだろなぁ。

鈴木伸之はキャラはハマってるし頑張ってるが、もう一息なのかな、いや演出側の問題かな?いやシュール目指してるからこれでいいのか?まぁドラマというよりも漫画を読む気分の30分なら見られるかな~。シュール大丈夫な方むけ☆

(新)◎「婚姻届に判を捺しただけですが」

清野菜名と坂口健太郎。原作は漫画。偽装結婚だったり借金返済ありだったり、多少逃げ恥オマージュながら、新たな世界が楽しげ。うん、良さそう!

不毛な恋のカモフラージュとしての偽装結婚でも、運命がひきよせたなら、何かが生まれる?ベタなラブコメ感が、ラブコメ好きにはドツボでしょう〜 🎯๛ก(ー̀ωー́ก)思い合うのに気づくの遅、もしくはすれ違いがちなんてゆーのも、定番ながらたまらない、というか、たぶん精神にビタミン剤的に効くはずでございましょう。

不毛な恋の宛先の倉科カナがどう動くかが、起承転結的には中盤ゆらすんでしょが、そんなもんには負けずベタベタで突き進んでくれ(੭) ›ω‹ )੭)))♡

坂口健太郎は好きでも嫌いでもないが、個人的に清野菜名は深夜ドラマ時代から大好き~。トットちゃんに続く代表作になるかな?

(新)◎「サムライカアサン」オトナになってはじめてわかる親の愛?親孝行したくなる?

今のところかなりかなり好き♥原作は漫画。

城島茂かあさんは完全なオバチャンまるだしオカンなんだが、加減がうまく、愛情たっぷり、思春期の息子をまっすぐ大好きと言い続けられる、全うで強い母!城島茂がこんな演技するとは知らず、おみそれしました~👏🏻息子タケシ役はジャニーズ若手の大西風雅、この方がまたよくて、坊や感を残しつつ思春期で照れて当たる息子を好演☆ふたりの掛け合いは漫才風で、間合いもグー!

母の愛、母のなかにいつまでも宝物のようにある無邪気な時代の息子の本質、こんな風に書けるんだ(≧∇≦*)なんだか照れくさくも嬉しく、ほかほかする作品。父親からのショートメールに、いつもより多めのエピソードで返信した今日この頃。

(新)△「アンラッキーガール」

悪くない。選タクシーで証明済みの、だれかを傷つけたりせずシンプルに幸せ追求がテーマの?バカリズムらしい、と思ったら、バカリズムは語りだけの担当の模様。

福原遥、若月佑美、高梨臨のアンラッキー3人組の珍道中ドタバタに、生瀬勝久が謎の占いでさとす奇妙な展開。

不運もあんまり重なると笑えるのか、いや不運から転じて吉となるのか、ラッキーなひとの近くに行けば良い影響にあやかれるのか、いや何事も気の持ちようだけなのか。

最後は自力で乗り越えるんだろうなと期待して、ついつい見ちゃうのですが、あんまりアンラッキーばかり見すぎるともしかして深層心理に影響し運気下がると嫌だなぁ、ハッピーなもの見てから寝よって思う私は、ラッキー体質かどうか✌️🍀⊂( ・ω・ )答えはいつも自分の中かな!(ここドラマと関係なくワタシ流)

(新)NHK朝ドラ○「カムカムエヴリバディ」

女性三世代をリレーで?最初はラジオ英会話と和菓子🍡🍘🍵上白石萌音と松村北斗が昭和な清すぎる感じで朝にふさわしい超健全!

上白石萌音は演技も良いが、声と言い回しが愛くるしく、演じる役になりきって奥行きを与えるときのトドメの武器になっている。岡山弁も似合っていて「~られよ」がたまらん。毎朝が楽しみです♡

最終回完了 個人的好み判定 ◎「古見さんはコミュ症です」ひととの違いをポジティブに、青春のピュア奇跡

コミュ症の人達がかかえるもどかしさを一般的なひとにもわかるように、かつ、さわやかな青春学園モノとして、透明なキラキラで描き出した良作。民放でアニメ、NHKでドラマが同時並行で流れるだけのことはある、しっかりした原作で、軽やかながら見応えバッチリ(๑•̀ᴗ- )~♡*.

根底に流れるものが、優しくてあたたかい。今風に言うなら多様性の容認なんだけど、だれかをそのまま受け入れるってことは、いつの時代も変わらず大切。なにが良くて悪いか、捉え方次第。ネガティブをポジティブに変える目線さえ持てたら、オセロのように、黒が全面白に変わっていくんだ。

只野仁人役の増田貴久と古見硝子役の池田イライザ、とぼけた2人の間合いが素朴で正直が詰まっていて好き。登場人物みんなイイけど、城田優が途中から濃いめにいいキャラでかんでくるのもグーでした!この話、続編あってもいいな~✨

最終回完了 個人的好み判定 ◎「偶然見つけたハル」複雑斬新な構成がクールな輪廻的ロマンチックラブコメ、大満足

いや~これもすごかった♡これだから韓流ドラマもチェックしなきゃならない!韓流のなかで「太陽を抱く月」以来の個人的ヒット(゚∀゚)━!

なにがすごいか。

①構成がむずくて不思議でハマる。漫画のなかの人物たちが自我を持ち始め、ステージとシャドウで、作家の思い通りに動くときと自我で動く時がある。

②タイムスリップ的要素も実はあるが、飽き飽きする使い古されたタイムスリップとは違う独自性があり、ワクワクがある。輪廻的でロマンチック。

③わたしの好きなパターン、絶世の美女じゃないのに、演技がうまいがゆえにものすごくかわいい、目が離せない。

④最初の①と関連するが、個人的には、社会風刺というか表現や思想の自由のための啓蒙の目的が裏にしのばされているのではないか、と思える箇所多数。作家の意図どおり⇒国や文化で良しとされる線や期待にしたがって発言し生きること?自我が芽生えた登場人物が(漫画に描かれたシーン以外の)シャドウで作家の意図とはちがう自由な行動をする⇒自分が本当に望むように自由に生きることの意義?

⑤王朝ものが好きなあなた(わたし)にもバッチリ👌🏻現代の学園モノでミニスカートの世界なんだが、あら不思議、なぜか王朝コスチュームの素敵シーンが後半に沢山あります~✨二度美味しい!?

もう1回最初から見てみようかなぁ、オススメ!

最終回完了 個人的好み判定 ◎「おかえりモネ」脚本が秀逸、ドラマにできる最善を尽くした優しいヒカリ

たまりにたまって、書くのがあまりにも遅れてしまいました…が、モネ終わりましたの感動を記録。

脚本が素晴らしかったのひとこと。あの震災から9年10年たってそれがまだ10年であること。失ったまま毎日の生活が絶え間なく続いて、苦しみや悔いや悲しみやいろんなものが一瞬の休みもなくまっすぐひとつの道に続いて。元に戻るなんてことはないんだけど、それでも何かつかんで小さなあかりを見出し変わってしまったものを受け入れるもがき。たとえ毎日泣いているわけじゃなくても、心のなかにひろがるそういったもの、他のひとにはわかってもらいようもないそれぞれの心の中のもの。そういうもの込みで、お互いを支え合い生きる毎日のこと。

何が復興か定義なんかなく、何がどうなったら少しはよいと言えるのか、たぶん言えない、完全に元には戻らないし、そこには逃げ道も画期的な解決法もないんだ。ないことをそのまま受け止めて生きる話。

どれだけ取材し寄り添って描いたんだろう。あまりにつらくてめをそらしてきたかもしれない、何が出来るのかわからなくて漠然とこわかったかもしれない。そういう、私みたいな弱い人間がいた。もしかしたらややタブーになりつつあったあたりに、優しい優しいヒカリをふんわりかけて、みんなの手を、目を、導いてくれたように感じた。今をまっすぐ受け止めた自然で深いセリフがつまった名場面の数々、目からウロコの沢山の気づきと覚醒をありがとうございます!

朝ドラとしてはかなり異色な感じだった。テンション低め、ゆっくりとリアリティある心境を丁寧に丁寧に、ときに空白も勇敢に効果的に使って描く。起きてしまったみんながしっている残酷な事実から、どう生きる今なのか。様々な状況の方々がいることを踏まえて、誰が見ても不快にならないように書く必要があったろう。最大限真摯に丁寧に向き合った作者の誠実さが伝わってきて、その点だけでも胸がいっぱい。

正直主人公の演技よりも、脚本と主人公以外のキャストの演技が良かった♪一番は浅野忠信。迫真の演技が全体を支えてました、最愛の妻の死亡届を出せない想い、何度思い出しても今も涙が止まりません☆

2011年の震災から10年の日本、ドラマにできる最善のものを成し遂げた作品。ドラマのもつチカラで、政治にはできないメッセージが届いて、伝播し、明日につながりますように!