玉木宏の最近強みとなってきている恋愛薄めハードボイルド。名作だった玉木宏と高橋一生の「竜の道」を思い出す復讐ものアゲイン。苦悩にみちながら戦う男の生き様、権力が陥る汚い闇のおそろしさ、伝わってます今回も!やや重いけど頑張って見たよ!(褒めて(笑))
椎名桔平とふたりともなんだか可哀想にみえてきたなら、たぶん思う壷コースの素直視聴者。誘導作戦にマンマと(正しく)はまった証拠と言えましょ。広末涼子は玉木宏を見守るせつない理解者を好演(演技は相変わらずなんだが役に合っててグー)、仲里依紗も濃いキャラ封印し、守られながらもさみしく愛に捧げる美しい姫に徹したとこ(どんな役もこなせて流石)、このふたりはこのドラマの救い部門担当。中学聖日記の生徒君だった岡田健史も健闘。
「説明してもらおうか。どこからがお前が書いた絵だ。」「全部ですよ。」
悪魔に魂うっても果たさねばならなかった因縁、親子リレーでのぞんだ信念と正義とは。勧善懲悪ではなく、悪をもって悪を洗う長く苦しい戦いが終わる。「俺、もう人じゃないから。」(T_T)