最終回完了 個人的好み判定 〇「桜の塔」復讐系玉木宏芸

玉木宏の最近強みとなってきている恋愛薄めハードボイルド。名作だった玉木宏と高橋一生の「竜の道」を思い出す復讐ものアゲイン。苦悩にみちながら戦う男の生き様、権力が陥る汚い闇のおそろしさ、伝わってます今回も!やや重いけど頑張って見たよ!(褒めて(笑))

椎名桔平とふたりともなんだか可哀想にみえてきたなら、たぶん思う壷コースの素直視聴者。誘導作戦にマンマと(正しく)はまった証拠と言えましょ。広末涼子は玉木宏を見守るせつない理解者を好演(演技は相変わらずなんだが役に合っててグー)、仲里依紗も濃いキャラ封印し、守られながらもさみしく愛に捧げる美しい姫に徹したとこ(どんな役もこなせて流石)、このふたりはこのドラマの救い部門担当。中学聖日記の生徒君だった岡田健史も健闘。

「説明してもらおうか。どこからがお前が書いた絵だ。」「全部ですよ。」

悪魔に魂うっても果たさねばならなかった因縁、親子リレーでのぞんだ信念と正義とは。勧善懲悪ではなく、悪をもって悪を洗う長く苦しい戦いが終わる。「俺、もう人じゃないから。」(T_T)

最終回完了 個人的好み判定 △「恋はDeepに」さすがのふたりにも人魚は難題

恋ぷに、終わりました!9話打ち切り?人魚姫🧜‍♀️恋したけど海にかえっていきました、ハッピーエンド、(˙꒳˙ก̀)ハーイちゃんちゃん。うぬ!人魚の話なんだと気づいた瞬間から、失敗の予感はありましたぞ。そうそうに気づくはずの視聴者の衝撃を想定して勇猛果敢に進もうとした制作サイドがある意味ですごい挑戦作(笑)バシャバシャになるほど保湿器かけたり、足を氷で冷やしたり、塩を舐めたり、ごはんは海藻、あ、これ、コメディなの?いや、そうでもなく、マジでラブストーリーにする気っぽいよ。マジ?あれあれ、さすがにきついかな?大丈夫?

そんなわけで、今シーズンスタート時にも書いたが、正直なかなか世界観に入れなかった。石原さとみと綾野剛の無駄遣い説にも、ウンウンとうなづけちゃった。ふたりともほんとはこんなもんじゃないんだってば!魅力全開でトリコになりたかったよ~~

まぁ、途中でハッキリ見えてきたのは海洋汚染への真摯な取り組みが必要だと広く知らせたいというメッセージ★これはタイミングとして意味あり。私自身魚が大好きだが、マイクロプラスチックや汚染水が気になり、将来は魚食べられないかもなと個人的に不安な今日この頃、山も海もつながっていて生態系を人間のおごりでこわしてよいはずもないということを、世代を問わず伝えるための、リアル御伽噺や絵本の手法だったということ。だから、挑戦してみたのかな、そういうトライは大事ね👏

石原さとみの作り込み職人面は健在で、寛ぎのポージングから人魚であることをにじませたり、「そろそろ、いきます」のシーンの「さよなら」の声のトーンが秀逸だったりするあたりはさすが。石原さとみ様に任せなさい。正直、この話は、ほかの女優さんだったらもっと大怪我にしかならんかっただろうと想う。最終話のふたりの抱擁シーンからは、人間とイルカの種を超えた交流が実在することをおもいだし、そうだよね、わかりあえるしわかろうとしなきゃよねという気もした!

なんだけど…何がそうさせるのか…思った以上にキスシーンも別れのシーンも感情もりあがらず足りない感は残った。。。キレイなんだが、それ以上でもそれ以下でもなく、脈拍正常。切なさplease。脚本と演出かなぁ。押して欲しいツボに届かない感が不完全燃焼。オトナに絵本を普通に読まれても、ココロよごれてるから届かんなー!打ち切りなんだとしたら、やりたかったことができなかったんだろうから仕方ないけど。基本的にハッピーエンド大歓迎派なんですが、今回は安易な印象あり、いっそ少し哀愁漂う、人間が反省するようなエンディングのほうが感情ゆさぶれたり訴えたいテーマが深く残ったかも?

※来週スペシャル編(再会までの3年)があるのかな?