鈴鹿史士×久保田紗友の深夜ドラマ。初々しい2人で表現する不安思春期の友情からの春。秘密があるふたりが分かち合い、救い合う。原作は漫画(さらに大元はウェブコミック「堀さんと宮村くん」か)。TVアニメ化もされているだけある。期待を超えてきた!主演ふたりとも良かった!
自分を自分で認めることや、人との距離、自分をどこまでどう表現するかも自分で決める自分次第のことなんだと気づいたり。あと、描きだされたのは、誰もが通るあの時代の空気感や温度。出口の方向がわからない、いやそもそも出口があるかもわからなくて、漠然とした不安や孤独、自分でなんとかしなければな未熟な軸、そういうものが通過点なんだけど確かに詰まった凝縮点。
人間のこどもからオトナに変態していく過程の、こどもでもオトナでもない、もしかしたらオンナオトコもまだ分化しきってないかもしれない、さなぎのような時代を、ややテンション低めのアンニュイトーンで、でもキラキラと描いていて、とても響いた。