西田敏行は万能健在!人間国宝の役だが、まさにほんとうに人間国宝♡そして、長瀬智也の演技センスというか、世界を作ってしまうチカラ、やっぱりすごかった!もう演技しない?ならもったいないなー。
そう来たかの最終話を見て、これがクドカンから長瀬へのラブレターみたいな、見送りのメッセージつまった作品であることを完全理解。泣けるな~クドカンも持てる力を込めたね!最終的にお能の筋書きと伏線がリンクしてくるあたりの構成力は、脱帽というか、ゾクッとするレベル。
登場人物全員芸達者の安定総力戦で、お能×プロレス×介護(×適応障害)の荒業で濃ゆいお見送り会達成㊗️(T_T)
そういえば、死について忌み嫌って口にするだけで怒る人が知り合いにいたけれど、わたしは違う考え。死は誰にでも平等にくるフィナーレ、始まって終わる完成日であって、生きた証だ。生まれて精一杯やった証だ。だれかが毎日生まれ去っていく、壮大な生の営みの1ページは否定しようのない事実で、それ自体輝かしい。
「なんて日だ」の最後の連続7回青のあたりもわかるわぁ、わかるひとは私だけじゃあない、と思う。生かされてるんだなぁと感じるほかないような不思議な出来事にふわーっとまもられながら進むときがある。(でも、そういうのは決まって、まるで作り話のように記憶から消えちゃうんだ、残るのはふわふわの感触と感謝だけ。)別れと続いてく日常、夢と現実の狭間で、感謝と希望を胸に、前を向こう。